Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加

劉邦(上)

劉邦

宮城谷昌光先生の作品はやはり面白いし読みやすい。
劉邦の視点で書かれている歴史小説の上巻。
項羽と劉邦。
勝者は言わずと知れた漢王朝の高祖、劉邦なわけですが、
項羽のほうが人気があるのは確か。

項羽は若く猛々しく力に満ちた英雄。
愛妾の虞美人は絶世の美女

劉邦はおじさんで力も項羽には及ばない
妻の呂雉は後世、三大悪女に数えられてしまう。

そんなところから人気がない。
と簡単に言ってしまえば。

だが、向こう四百年の王朝を築いた高祖劉邦はやはり並々ならぬ男であったのだろうと。
思わせてくれる今作品。

上巻はまだ項羽は登場しない。
当然ながら張良も韓信も登場しない。

劉邦が沛公になるまでを描いている。
劉邦の股肱の臣というべき、樊 噲や蕭何、曹参、夏侯嬰に周勃といった武将たちは
多数登場して物語を盛り上げてくれる。

ただ、なんというか、全3巻に収めないと。
という意図は見えなくもないかな。
物語の厚みが若干薄い。進行が早い?

始皇帝が死んだあとの秦帝国の状況やら、陳勝呉広の乱など、さらりと書かれていたり。
まぁ、劉邦の物語からしたら、項羽の台頭からの対決が主なんだろうなと。

それにしても宮城谷劉邦は聖人君子感が強いな。
もっともっと土臭く、利のためたらなんでもするいやらしい男のイメージがあったものだから、
なんだか新鮮かも。いい意味で。

今中巻を読書中。
張良が項羽が登場するらしい。
ん〜楽しみ★


劉邦(上)





劉邦(上)
Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加

Tagged on:         

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA